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27番神峯寺から28番大日寺を歩いた時に、実際立ち寄った場所です。
化石を掘ってみたり、アイスを食べたり……相変わらず、ゆるく歩いています。
そのほか、遍路道から訪れた四国の素敵なスポットの一覧は、こちらのブログの中にまとめています。
目次
神峯寺参拝前に、化石の採掘場!?
さぁ、今日は神峯寺に行くのに山登りだから朝も早く出発して意気揚々! としていると。
上りに差し掛かってきたところで、こんな場所が場所が現れました。
あれ、何やら立て札が……?
立て札があったら読む! というのが子どもの頃に遊んだド⚪︎クエで培われているため、近づいてみます。
化石の採取……!?
遍路道にもなっている車道の脇に、こんな場所が現れたのでした。
この辺り一体はとても長い昔、海だったらしいのです。(海だった頃の痕跡を、次の伊尾木洞に行ったときにも触れられて、大人気なくひとり大興奮でした)
えー!?
こんな道の脇で?
……いや、私でも何か見つけられるかもしれない。
怪しい場所はあちこち調べるのも、子どもの頃ハマっていたドラ⚪︎エで培われていた私。
都合よくスコップとか持ってるわけ……ないので手で、そう、素手で掘ってみました。
粘土質な土で掘りずらいです。
するとすぐに……。
貝殻のかけら? っぽいものを発見。
シジミみたいなのともう一つ発見! みたいな感じで割と見つけやすくて、神峯寺の参拝前に、化石掘りに勤しんだ朝となったのでした。
遍路の世界から一変、300万年の時を越える伊尾木洞
一歩足を踏み入れると、広がる別世界
午前中は神峯寺に登り(そして貝殻を採掘し)、大日寺へ向かう道すがらで立ち寄りました。
いつもスケジュールがうまく合わず、でも一度行ってみたいと思っていていたのが、伊尾木洞!
秋晴れでのどかな畑や住宅地が広がる中に、洞窟の入り口はありました。
11月だったからでしょうか。辺りには人もいなく、とても静かでワクワクしていたところに。
入り口にあった看板が目に入り、ドキドキさせられることになりました。
ー洞窟の入り口の天井にはコウモリがいるので、ライトで照らさないでくださいー
というようなことが書いてありました。
コウモリ落っこちてきたらどうしようとか(そんなことあるわけないと、頭では分かってるんでが)アワアワ。
一人で旅に出るくせにわりと小心者で、ちょっとのことでビビり散らかしてしまう私。
とにかくコウモリを驚かさないようと思いながらドキドキで足を踏み入れたのでした。
波に削られてできた、海食洞
ちなみに、寒い時期だったからか、洞窟にコウモリはいませんでした。
出口が見えたとき、トンネルを抜けるとそこは雪国であった、って昔、本で読んだことがある言葉を思い出しました。
洞窟を抜けるとそこはまるで秘境でした。
引き合いに出しておいて、文豪のような語彙力はありませんでした……。
数分前まで、コスモスが揺れる住宅地の中を通ってきたから、ギャップがすごい。
暗い洞窟内では,コウモリがいるかもっていうドキドキしかなかったけれど……。
明るくなった場所で考えてみると……この岩ってどこから生えてきたのか? 思わず見上げました。
どうやら、300万年前この辺りは海だったようです。
波にけずられて、高さ約5m、全長約40mの洞窟ができたのだそうです。
隆起したとかで生えてきたのではなくて、削られたのか。
あ、午前中に神峯寺の途中で貝殻を採掘できたのはこういうことかぁ。
なんて一人頷きながら、さらに奥へと足を踏み入れます。
長靴が必要と入り口に書いてあったのですが、気をつければ必要なさそう。
なんて思いながら進むと、天然記念物にもなっているシダ植物が自生する渓谷が広がっていました。
どこからか水も湧いているようでした。
もののけ姫のサンが住んでいそうな渓谷を散策できます。
冬だったからか、シダの色があまり鮮やかではなかったのですが、年間を通して20度ほどだそうで、暑い季節にも楽しめそうです。
伊尾木洞の場所
高知県安芸市伊尾木117
安芸市観光協会のHP:https://www.akikanko.or.jp/kanko/iokidou.html
や、焼きナス……アイス!?
・場所:安芸グループファーム 神峯寺から約16Km。
・遍路道からの行きやすさ:遍路道沿い
焼きナスと岩のりで迷う日が来るとは!!?
初夏の遍路道とはいえど歩いているとやっぱり暑くて、そんな中で「アイス」の文字を見たら入らずにいられません!
軽い気持ちでお店に入ってみると……こんな看板が目に飛び込んできました。
焼きナス? アイス??
いやいやいやと、他にもいろんな味のアイスが並んでいたので、もう少し味が想像できそうなものを買うつもりでした。
生姜とかカボチャもあるし、うーん、普通にバニラっぽいのもいいなぁ。
お芋なんてのもいいかもとショーケースを見て考えながら、ふと周りを見渡すと……今度はこんなものが目に入ってくるではないですか。
え、本当にナス焼いてるのか。
焼きなすアイスが入っているショーケースを見ると、確かに薄く茶色っぽい。
そして、隣にこれまた不思議なものが目に入ります。
……岩のり味? 海苔!?
確かに緑の粒々が混じっているのが見えます。
外もいい天気だし、爽やかな味のアイスで涼もうと思っていたのに、予想外の焼きなすと岩のりに釘付け。
私がウンウン唸っている間に、他にも歩きのお遍路さんが来ていて、普通の味を買うのを尻目に……
迷った末に買いました。
岩のり & 焼きナスでダブル!!
迷ってたカボチャとかお芋とかもあったのに、どうした自分!!? って感じで後ろ髪引かれながら。
外に出ると、私がお店でウンウン唸ってる間に、先にアイスを買って食べていたお遍路さんと目が合います。
私が持ってるアイスの色に視線を感じながら、おやつにナスビってどうだろうかと自分でも思いながら。
ドッキドキでひと口。
ナスが主張しまくってたらどうしようかと思ったけど、あらあら、めっちゃ美味しいじゃないか!
焼いた風味が残るのがクセになる。
ああ、確かにこれはナスじゃなくて焼きナスじゃないとダメだわ。
この味を考えた人すごいです。
岩のりの方も焼きなすとは違った風味がとっても良い。
柑橘系に負けず爽やかじゃん、って感じで焼きナスと岩のり、あっという間に完食でした。
モクモクと食べ始めた私に、先ほどのお遍路さんから味どうですか? と聞かれて
「次に立ち寄りするときも、この2つを買うと心に誓いました!」と答えたのでした。
安芸グループファームの場所
安芸グループファームURL:https://yakinasu-ice.com
地元で採れたものを使ったアイスを販売しています。