※私の個人的な体験に基づいた感想です。体格や歩き方のクセによって、悩みは一人ひとり違いますので、参考としてお読みいただける方は下記にお進みください。
歩き遍路を経験するまで長い距離を歩いたことがなかった私、足にマメができたときは本当に大変でした。
靴の大切さを痛感してネットで調べ、試しながら自分に合う靴を見つけるまで、かなりの時間を費やしました。
結論から言うと、ウォーキングシューズ(MIZUNOのLD アラウンド 3 SW GTX)が一番でした。
ウォーキングシューズに落ち着くまで、いろんなタイプの靴を履きながら、長いこと苦労してきた体験談です。
記事タイトルで女性向けとしているのは、私自身が女性で、メーカーによって女性用と男性用ではモデルが違ったりする理由です。
歩き遍路旅での服装など、装備関連のブログ一覧を↓にまとめました。
目次
【おすすめ】ウォーキングシューズ
初めからウォーキングシューズを履いていなかった理由
最初、四国遍路とした時に、家にあったランニングシューズを履いて、「いいな」という印象が刷り込まれてしまっていました。
ウォーキングシューズのしっかりした靴底に、なんとなく「硬いと疲れてしまうのでは」と思っていて、なかなか手が出ませんでした。私が抱いていたイメージで、勝手に食わず嫌いになっていたせいです。
ウォーキングシューズのオススメ理由3つ
靴屋さんをハシゴしてMIZUNOのお店に辿り着きました。
防水のウォーキングシューズLD アラウンド 3 SW GTXを見つけました。
①の値段について、防水の靴ってどうしても値が張るのですが、他のお店と比べてお値段もお手頃の1万円台!
②の色について、夏に歩くと、黒っぽい靴は太陽熱 & 地熱を集めて、足が熱ーくなるのが嫌だったのです。(白の欠点は汚れの目立ちやすさですが、足が熱くなるのに比べたらと思ってます)
店頭で試着させていただきながら、「やっぱりランニングシューズより、靴底が硬いなぁ」と(食わず嫌いなので)思いながらも購入。
③のチャック機能には、すごーく助けられることになりました!
チャックがあると、靴の脱ぎ履きのたびに靴紐をほどかなくていいです。
実際に履いてみて、このチャックの良さが他にもあることに気がつきました。
早朝から夕方まで外で歩くことが多い歩き遍路。
朝はなんてことなくても、長い時間歩くにつれ、足がむくみやすくなります。
だんだん足がむくんで靴がキツく感じると……痛くて痛くて、歩くだけで地獄です。
どこか座る場所を見つけるか、しゃがむなどして靴ひも調整し直して……もたつくし結構大変です。
そんなときに、チャックで簡単に調整できるんですね。
MIZUNOさん、本当にありがとうございます!
さらに、ウォーキングシューズの、靴底が硬いと歩きづらいんじゃないかと勝手に思っていた問題も解決しました。
靴底にクッションがあるランニングシューズの方が、足に負担がかかりずらいのでは? と思っていた問題です。
ウォーキングシューズで歩いた方が、「足裏は疲れにくい」と気がつきました。
足が疲れにくいと気づいたエピソード
MIZUNOのウォーキングシューズを履いて四国を歩いて数時間経ったころ。
ふと思いました。
「あれ、いつもならこのくらい歩くころには足裏が疲れているのに、今日は全然痛くなっていないな」
そして気がつきました。
あ、長時間の歩きには、靴底がある程度しっかりしている方が疲れにくいのか!
もうほんと、プロの方が作ってくださってるウォーキングシューズを信じてなかった自分、本当に何やってんだって思った瞬間でした。
私は、整骨院で10年ほど働いていた経験があり、参考なのですが。
靴底が柔らかいのは、例えばふかふかのソファーに座るのと同じなのかなと思います。
座った時は「ふかふかして気持ちいい」と思うけれど、長く座っていると腰が痛くなることがあります。
ふかふかだと、体がバランスを保つために、逆に筋肉が頑張ってしまうのだと思います。
そういえば私、ベッドもそこそこな硬さの方が、翌日体があまり疲れてないので、それと似た感じなのかな、なんて思いました。
長時間歩くには、靴底がしっかりしているウォーキングシューズの方が、足が疲れないと身を持って知ったのでした。
今後もLD アラウンド 3 SW GTXを履いて旅をします。
体験談①ランニングシューズ
ここからは、そのほかのタイプの靴で歩いた体験談を書いています。
履いて歩いてみると……
初めてお遍路をしたとき、たまたま家に持っていたという理由で、ランニングシューズを履いていました。
遍路道はアスファルトの道が多いので、靴底のクッションが心地よくて、自分に合っていて歩きやすいと思っていました。
長く歩いていると足がだんだん重くなるので、重さを感じない軽い感じも良いなとも思っていました。
ただ、長く続かなかったのは、靴のタイプがリニューアルし、履き口が高くなってしまったからでした。
とは言っても履き口は柔らかく、履き心地はとても良かったです。
履き口も高いといえど、くるぶしに触れるかどうか……で、靴を履いたときは分からないほど。全く気にしてませんでした。
遍路道を歩いていて、「なんだかくるぶしが痛い。なんで!?」と思って足を見てみると、くるぶしに靴の跡ついていて、びっくりしたのを覚えています。
1日3万歩歩くとすると、片足につき1万5千回、靴とくるぶしが接れていたことになるからか……と思ったのでした。
くるぶしが痛くなったのは片足だけだったので、私の足の骨格の問題ですね……。そこからしばらく、靴難民になりました。
靴の履き口が高めの靴は、私の場合、長時間の歩きには向いていませんでした。
ただ、靴難民になったことで、自分に合った靴をきちんと考える様になったことは、良かったと思います。
体験談②トレッキングシューズ
山道もあるからと思い、試すと
靴難民になって、お遍路さんたちの足元に目がいく様になりました。
トレッキング用の靴を履いている方を見かけ、私も試してみることにしました。
2回歩いてみて、先に結果から言うと。
トレッキングシューズは、しっかり休憩を取れる状態であれば大丈夫でした。
トレッキングシューズを履いて1回目のとき、とても楽しいお遍路さんと2人組と同行しました。
1人は、休憩しようとなるとコーヒーを沸かし、お昼にはパスタ作り始めます。
パスタの麺と水がリュックに入っていて、なんと私の分まで作って振舞ってくれました。
もちろんすごい荷物なのでリュックは背負っていなくて、ベビーカーに乗せて押していました。
もう1人は、歩きながら疲れが溜まる前に、休憩を数十分しっかりとりたい人。
かたわらではベビーカーを押している方がコーヒーを沸かし始めるからなおさら、ゆっくり休憩です。
代わりに歩く距離も短くはなりましたが、足の方も問題なくでした。
これはいけるかと思い、トレッキングシューズで2回目四国に行き、一人で歩いていた時はダメでした。
山道は歩きやすかったものの、遍路道はアスファルトの道が多いです。
全体がしっかりした作りの硬めの靴だと、靴と触れやすい足の爪が痛くなりました。
先を急いで休憩ができていなかったのが問題だったのだろうな……と1回目と比べて思ったのでした。
歩き遍路をするとどうしても「たくさん歩こう!」みたいな気持ちが先走ってしまうのが良くなかったみたいです。
しっかり休憩を刻みながら歩かないと、全体が硬い靴は疲れが溜まりやすいと知りました。
【オマケ】足のマメ予防のお守りに
オススメ! マメ予防クリーム
新しい靴をおろして歩き遍路に行くときは、2週間くらい履きならしてから行くのですが、念のためにバッグに常備しているクリームがあります。
靴難民だったときに知ったクリームです。困ったときに助けてくれる、心強いお守りみたいなものです。
ネットで見かけたとき、「足がふやけたりしないのかな」など不安があったのですが、これが案外いい感じでした。
登りだけでも6時間ほどかかる徳島の焼山寺で使いました。
山道って、登りもですが下りも足の指に負担がかかってマメができやすいです。
足の同じ場所に負担がかかり続けると「ヤバい、足にマメができそう」と(思った時にはもうできかけてるですが)。
歩く前にクリームを塗っておくと、靴の中で足が滑らかになり、足の一部にだけ負担がかかること減ります。