歩き旅で困ることの一つは、雨です。
スケジュールを気にしなければ、雨の日に歩かない選択もできますが、先の宿を予約しているなどで、雨の日も歩く場合の装備を紹介します。
雨を防ぐと、今度は汗で蒸れてしまいやすくなるのが悩みどころです。
そして、どこまで装備を揃えるのかは、背負う荷物の重さにも影響します。
私の場合は荷物の重さや値段を考えつつ、全てを完全に防備するのが難しかったです。
身体のどこが雨に濡れると困るのかを考え、持ち物を選びました。
ちなみに私は、靴の中が雨で濡れるのが一番困るので、足元重視です。
ここで載せている物以外にも、良いものはたくさんあると思いますが、私が縁あって知ることができたものを紹介しています。
歩き遍路でリュックに入れる持ち物のリストは、↓のブログの中で書いています。
足元対策に、防水シューズ + ゲイター
防水シューズ
GORE-TEX素材で防水の靴を履いています。
私が今、歩き遍路する際に履いているのは、MIZUNOのLD アラウンド 3 SW GTXです。
靴の横にチャックがついているのがおすすめです。
靴の脱ぎ履きや、長く歩いて足がむくんだ時に、いちいち靴紐を解かなくていいのがとても便利です。
夕方くらいに少し靴がきついなと感じた時に、簡単にチャックで調整できます。
長い時間歩く際の靴選びの体験談は、こちらのブログで詳しく書きました。
ゲイター
「ゲイターってなに?」
その装備を教えてくれたのは、エベレストにも登山経験がある登山家の方でした。
「防水の靴を履いても、雨だと靴の中が濡れてしまうのだけど、何か良い方法ないですか?」
と聞いたときに、
「靴が濡れないように、膝下だけ覆うゲイターっていうものがあるよ」
と教えてもらいました。
スパッツとも呼ぶらしいです。
防水の靴を履いても、足首の部分から水が靴の中に伝ってしまうと、靴の中が濡れてしまいます。
それを防ぐのが、ゲイターという装備です。
私がレインパンツを持っていない理由は、かさばることと、上半身ほどではないですが汗蒸れが気になることです。
教えてもらって私が使いはじめたゲイターは、ISUKAのライトスパッツFZです。
長さが2種類あり、これより5cm短いタイプもありますが、157cmの私のちょうど膝下の長さのものを使っています。
他ブランドでもゲイターは出ています。
mont-bellなどでみたゲイターは、ファスナーの部分から水染み込んでこないかな……というのが少しだけ気になって選びませんでした。
ISUKA のゲイターは、ファスナーの上に、マジックテープのカバーがついていて、完全防備といった感じです。
雨対策でのゲイターは、ズボンの下に履きます。
ズボンの上にゲイターを履いてしまうと、雨に濡れたズボンをつたって水が浸透し、靴の中が濡れてしまいます。
雪山登山で装備する場合は、雨の日と場合とは逆で、ズボンの上に履くそうです。
アウトドアショップの方が教えてくれました。
ゲイターを履いて、雨に濡れてみました。
カーキ色はゲイターではなくて、ズボンです。
靴のところに黒く見えているのが、ズボンの中に履いたゲイターです。
前から雨風を思いっきり受けたので、ズボンを横から見ると、前後で色が変わっています。
さて、靴を脱ぐと……。
靴下が全然濡れていません。
レインパンツよりも、手軽に履けて、蒸れにくく、荷物として軽量、そして金額的に安いです。
「下半身全体が雨に濡れるのが嫌」
「ズボンが濡れるのが困る」
という方は、レインパンツを選ぶのがいいと思います。
身体対策には、ポンチョ or 傘
ポンチョ
SEAROSUMMIT のTARP PONCHO を持っています。
1番の理由は、軽さ!!
230g とかなり軽量で、手のひらに乗るサイズです。とっても薄いながら、雨を防いでくれます。ポンチョはレインコートに比べて雨水が入ってくる心配はありますが、多少の通気性も確保でき、蒸れにくいです。
傘
多少の雨なら、傘をさした方が早いです。私の場合は今のところ、UNIQLOの折り畳み傘を使っています。お金に余裕が出れば、アウトドアメーカーの軽量の傘も試してみたいです。