四国にある20ヶ所の別格霊場の1番目、大山寺。
大山寺へ行くために歩いた遍路道と、お寺の様子をお伝えします。
そのほかの、別格霊場や奥の院を歩いた体験記は、↓に一覧でまとめています。
目次
歩いた遍路道
歩いた様子
山の初めは歩き遍路道、八丁目休憩所からは車道を歩いてお寺へ
地蔵寺から安楽寺に向かう遍路道を歩いていると、大山寺への分岐に看板が立ててあり、とても分かりやすかったです。
立て札に沿って進んでいきます。
地蔵寺から3.5kmほどで、飛地地蔵の案内が見えます。
案内に従って歩き遍路道に入りました。
陽が当たる場所は草が茂っていました。
木にぶら下がってる目印を確認しながら歩きます。
八丁目休憩所が見えてからは、車道に沿って歩くと大山寺に到着です。
車道にもところどころ案内があるのでとても分かりやすいです。
車道は、地元の方が定期的に整備してくださっていました
車道を歩いていると、草刈りをしている人を見かけました。
お寺の方かなと思って話かけると、大山寺近くの集落の方でした。
遍路道にもなっている車道は、集落の方にとっては生活道なのだそうです。
集落の方が持ち回りで定期的に車道を整備してくださっているそうでした。
とてもありがたいなと思いながら歩かせていただきました。
帰りは、来た道を戻っていきます。
大山寺は、自然と歴史を感じる美しいお寺
5月のゴールデンウィーク明けに行ったので、道中もですが、花を楽しむことができました。
弘法大師のお師匠さまゆかりの観音像
525年に創建されたという、歴史あるお寺でした。
空海が恵果和尚から授かった千手観音像を置いたそうです。
恵果和尚は中国のお坊さんです。
一子相伝である密教を、中国の弟子にではなく、日本から留学でやってきていた空海に全て託したそうです。
そうやって日本に持ち帰ってきたものが1,000年以上の時を経てなお、日本に根付いているだけでなく、たくさんの人が空海の足跡をたどっているのはすごいことだなと思いました。
お寺にはご本尊として、弘法大師お手製の不動明王像もあるそうです。
境内にも歴史を感じるイチョウの木が
境内には、とっても大きなイチョウの木があります。
写真に収まりきれませんでした。
このイチョウ、源平の合戦で必勝祈願のために、源義経と共に訪れた弁慶が植えたギンナンが育ったものだそうです。
祈願のおかげで屋島の戦いに勝つことができた、という話が残されていました。
長寿のイチョウにあやかって、葉っぱを使ったお茶を納経所で購入できます。
秋にイチョウが色づくとかなり見応えがありそうです。
お寺の周りは、いろんな鳥の声が聞こえてきて、大山寺に登ってきた疲れを癒してくれるようでした。