歩き遍路体験記のブログ


「いつかお遍路に行ってみたいけど、歩くとなるとハードルが高い」

「旅行は好きだけれど、わざわざ歩いてお金と時間をかける楽しさって何だろう」

これから歩き遍路をする予定がある方も、そうでない方も。

歩き遍路の魅力にハマり、4周目を歩くなかで見つけた四国の風景を紹介するページです。

四国遍路で有名な88ヶ寺は、巡礼のためだけでなく観光スポットとしても知られています。

お寺を巡りながら知った歴史や文化、美食など、いろいろな視点から、旅の目的地としての四国の魅力をお届けします。

⒈別格霊場を歩いた体験ブログ

88霊場をお参りするだけでも長い道のりです。

さらに20ヶ所ある別格霊場も歩き始めたのは、88霊場の遍路道から比較的行きやすい別格霊場を訪れたことでした。

お寺を通して四国を知り、さらに魅力を感じるようになりました。

ここでは、88霊場への遍路道から離れた場所にある別格霊場まで歩いた体験談を記録しています。

別格霊場1番 大山寺

大山の中腹、標高450mほどの場所にある、525年に創られた歴史あるお寺です。

その昔、弁慶が戦いの必勝祈願に大山寺を訪れ、ギンナンを境内に植えたと伝えられています。

現在は写真にもある大木となった銀杏の木が、参拝者を出迎えてくれます。

健康長寿を願ってつくられたイチョウの葉茶を、お土産として購入できます。

別格霊場2番 童学寺

徳島県の難所、焼山寺を越えて大日寺へ行く途中にあるのが、飛鳥時代に創られたという童学寺です。

お大師さまが16歳のころ学問を学び、「いろは四十八文字」をつくったというお寺です。

春には美しい藤の花が咲き、夏には風鈴の涼やかな音色が境内を包み、訪れた人に心地よいひとときを提供してくれます。

境内には、大師堂や本堂、八十八ケ所堂、三十三観音回廊など多くの見どころがあります。

別格霊場3番 慈眼寺

慈眼寺は、大師堂から続く急な山道を登った先に本堂が位置しています。

標高700mの場所にある本堂のわきには、お大師さまが発見されたという修行の場、穴禅定があることでも有名です。

穴禅定は、狭い岩の中を進みながら心と身体を鍛える修行として、長い間多くの行者が訪れてきました。

精神力と体力を試される、まさに修行の場です。

⒉奥の院を歩いた体験ブログ

88霊場から少し離れた場所にあることが多い奥の院。

そんな奥の院を訪れた様子や、記憶に残ったことを綴りました。

12番 焼山寺 奥の院

遍路転がしを越えながらたどり着いた焼山寺から、さらに200m登ったところにあります。

焼山寺までの道を歩きながら、奥の院まで行く体力残ってるかなと不安になりつつも歩いた記録を残しました。

奥の院へ歩く途中には、焼山寺の名前の所以となった大蛇封じの大岩があり、お寺の歴史に触れることができて感動でした。

⒊遍路道から訪れる四国のスポット

お寺からお寺へと歩く道中で、たくさんの魅力的なスポットに出会うことができます。

遍路道の道すがら訪れた、心に残る場所を紹介しています。

お寺巡りに加えて、四国の自然や文化、地元の美味しい食べ物など、旅の楽しさをお伝えします。

24番 最御崎寺近く | 室戸の地形に触れる旅

室戸岬を目指して、約75km あった道のりもあと少し、もうすぐ最御崎寺に到着! という場所にある、むろと廃校水族館。

水族館として生まれ変わった後も学校の設備があちこちに残っていて、自分の子供の頃の懐かしさを思い出しながら、海の生き物を観察できました。

また、水族館の近くにある夫婦岩も、よく見ると面白い形だと気がついて……。

27番 神峯寺〜28番 大日寺の間

神峯寺の近くを歩いていると、大昔にこの一帯が海だったことを示す手掛かりがありました。

山の途中で貝殻の採掘をしながら、遥か昔の風景に思いを馳せることができます。

また、初体験の焼きナス味のアイスを食べたお店もご紹介。

一口でハマった忘れられない味、歴史と食を楽しんだ旅の記憶です。

34番 種間寺近く | 芍薬の名所を教えてもらいました

遍路道で出会った地元の方に教えてもらい、しゃくやく祭りへ行くことができました。

GW前後で、辺り一面を埋めつくす芍薬畑を見ることができます。

多様な種類の芍薬はネットで購入でき、母の日にプレゼントに贈ったら喜んでもらえた思い出の芍薬です。

四国の人と自然の素晴らしさに触れた体験になりました。

37番 岩本寺 〜 38番 金剛福寺の間

足摺岬のある金剛福寺までの道中で寄り道しました。

GW期間限定のTシャツアート展や、遍路旅3周目にして立ち寄れた、本格チャイを飲める場所などを紹介しています。

40番 観自在寺近く | じゃこ天 & 媛スマ 愛媛の美味しい旅

歩き遍路の人に有名なじゃこ天のお店や、愛媛の高級魚を知ったお店の話を書いています。

75番 善通寺近く | 金刀比羅宮へ、石段を登って修行の道

善通寺から足を伸ばすと金刀比羅宮へ行くことができます。

「こんぴらさん」の名でもお馴染みの全国の金刀比羅神社の総本宮があるんです。

1368段の階段も、歩き遍路で鍛えた足腰があれば楽々!?

にぎわう参道で美味しいものを食べ歩きながら、香川の伝統に触れることができました。

79番 天皇寺近く

言わずと知れたところてんのお店です。湧き水を見ながらところてんを食べていて、ふと。

水不足に悩まれやすい香川の歴史を考えるきっかけになりました。

⒋四国遍路の旅紀行

歩き遍路での一期一会を書いた旅のブログです。

女性一人で、初めて四国を歩き遍路しようと思ったきっかけや、四国を歩いて出会った人々の温かさついて書いています。

登校拒否から数年後、初めて歩き遍路に出て知ったこと

四国に遍路文化があると知ったのは、大学時代でした。それまで、一人で旅行したこともなかった私。

ネットで情報を調べ、不安はありながら単身四国へ行った体当たりの記録です。

行って初めて知ることだらけの中、体当たりで当たって砕けなくて本当に良かった……。出会った人たちの優しさのおかげです。

初めて歩き遍路をして、結願までに10年かかった理由

四国でたくさん人の優しさに触れ、旅の楽しさを教えてもらったのに、1周目の結願に10年もかかるとは思っていませんでした。

旅の記録をブログに残していこうと思った理由も、ここに繋がります。初めての結願までの記録です。

体験記5 | 遍路後、2回目の墓参りをした理由

遍路道を歩きながら、四国のお寺には行くのにお墓参りには行った記憶が無いと気づいた私。

昔、教えてもらった墓があるお寺の記憶を頼りに、夜行バスに飛び乗りました。

バスと電車を乗り継ぎ、人生2回目の墓参りに行った話です。

体験記4 | ご夫婦に教えてもらった大切なこと

何度も四国を歩き、少しは旅に慣れてきたころでした。

ご夫婦で歩いているお遍路さんと知り合い、歩き遍路道の話をしたときの話です。

体験記3 | 夏の海を越える親心

台風が上陸しそうなタイミングで、四国に行ってしまったときの話です。

なんと、台風だけなく親までも四国に上陸してくることになり……。

体験記2 | 地図に見当たらない山の中へ寄り道しました

きっかけは、観音様はこちらという巨大な案内板でした。観音様を見てみたいと思ったのはいいけれど、案内の矢印の先にあるのは、山。

持っていた紙の地図にも、スマホにも、それらしきものは見当たりませんでした。

迷った挙げ句、矢印を頼りに行くことにすると……。

体験記1 | 夏の朝、ひまわりのお手伝いとコーヒー

夏の朝、地元のおばあちゃんに挨拶したことがきっかけで、とっておきのひまわり畑に連れて行ってもらえることになりました。

大輪の花の中で、おばあちゃんが私にお願いしたことは……。